武術太極拳について

太極拳は、緩やかな動きながら意識を集中し、正しい呼吸法を伴った全身運動であるため健康法として中高年を中心に普及してきました。
老若男女、それぞれの体力にあわせて無理なく楽しむことができます。
最近では競技スポーツとして整備されてきており、若い人の中にも愛好者がふえております。

ところで武術太極拳とはどのようなものなのでしょうか。
中国武術は、国際的には「武術」の中国の発音WUSHU(ウーシュー)の名称で普及しています。太極拳は武術の中の一種目でありますが、日本では太極拳の愛好者が圧倒的に多いことから、太極拳と各種の中国武術・中国拳法を総称して、「武術太極拳」の名称で普及を進めています。

中国武術の起源は数千年前に遡りますが、14世紀から20世紀初めにかけて目覚しく発達し、打つ、蹴る、投げる、つかむ、刺す等の技法を組み合わせて数多くの武術の流派、種類が生れました。現在行われている武術は、200〜300種類あると言われています。
日本武術太極拳連盟では,1995年から太極拳技能検定制度を導入、愛好者に目標を与え向上心を促すものとして、太極拳の普及振興を進める上で大きな役割を果たしています。太極拳活動を通じた“健康づくり”の輪が広がる一方で、少年・児童をはじめ若年層へのカンフー体操、長拳の普及促進など、武術太極拳はより幅広い年齢層の人々が体力と興味に応じて親しむことのできる国民スポーツとして、更に大きく成長する

競技スポーツ・生涯スポーツとして、ますます盛んに取り組まれるだけでなく、国際的な競技スポーツとして定着してきています。

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